私にとっては難しい日本語の歌(動画つき)
技術=頭の中で鳴ってる音を再現する力
…だと思っている。
でも、頭の中で甘美な音が鳴るようになるのを待っていると、身体の方は鈍くなっている…という悲しい現実。
クラシックもいいかも~と思うようになったのは中学生。
ピアノや弦楽器なんかだと、もうバリバリやってきた子ならある程度カタチになっている年齢。
…が、その頃の私はというと、ろくに練習しない不真面目な生徒だったので当然そんなに弾けませんでした。
生活の軸は部活と道場で、あの独特な声で叫びながら竹刀を振り回してました(笑)。
…今思い返せば、ほぼ毎日2~3時間程大声を出し続けるということが、ゆくゆく声楽につながる声自体のトレーニングになっていたのだとも思いますがw
カタチにしたいものが自分の内側から出てくると、人間、俄然やる気になるものです。
ここはこんな音のはずなのにぃ!!!…と、理想と現実のギャップを埋めようと自ら行動することが出来て。
声楽は臨界期が他の楽器よりも遅くて、その点では助かったなぁと思います。
…まぁ、なんの楽器であってもきちんとした技術を身に着けるのは大変ですけど。
もうずーっと、日本歌曲を洋楽のテクニックできちんと歌えるようになりたいなぁ…と思ってきました。
こんなイメージ。↓
そのために!
ずーっとアリアと日本歌曲を並行して勉強してきました。
アリアは器楽的な技術を磨くのに挑戦のしがいがあったので。
…「だから」というと言い訳がましいですが、器楽的な技術ばかり優先して語学をそこまで勉強してこなかったのはそのためです^^;;;あは。
26歳くらいからいよいよ日本歌曲に手を出して「やるど~♪」と思って始めたのですが…どうも同じポジションを保っていられず…。。。
「ぬぁ!?まだ出来ない!??」と思って、アリアと平行してきて今まで。
いくらかマシにはなってきているのですが、でもやはり、、、日本歌曲だけを歌っているとちょいちょい歌唱にとってはよろしくない日本人的なクセが顔を出し、、、納得いかないクオリティに………。。。
むぅ…(´・ω・`)。。。
でも、もうこれは私の人生の課題だと勝手に思っているので、一生かけてやろうと思います。
そして、「どうせ洋モノをもっときちんと歌えないと日本歌曲も歌えないのだ!」と思うにいたり、観念して眠っていた語学の本を取り出した昨日(!・笑)です。
やはり言語の違いがものすごく如実に影響を与えているのは事実なわけで、「50音の世界」じゃない世界をもっと知らないとどうしょうもないのかなと。
もっともっと比較しながら「思うように歌えない原因」を明確にして排除しないと。
子音と母音に時差をつくって、声帯で空気を一瞬とめるクセを排除して……でも、なーんか…それだけじゃないな…と。洋楽的な響きのポジションに入れなくなりやすくて。
和魂洋才。
洋才の部分が結局「今ひとつ感半端ない」から、和魂混才になっているのだな…と。
道のり長い…!
…いくつになったら出来るかなぁ?…なんて思いつつ…。
むしろ「納得」なんていつになってもしないかもしれないので、過程をそのままお出ししていこうと思います。
身体は老いていきますし、一生の時間は限られていますので。
…というわけで、とりあえず今日の練習で一曲弾き語りしてみました。