エッセイ,  技術的なこと,  音楽

スポーツ的な視点からみた歌声

 
私が歌を「ちゃんと」始めたのは、専門教育を受けている人達の中では比較的遅い。

合唱部だったというわけでも無く、力を入れてやっている合唱団に17の時に入った。

声楽については、音楽の先生にちょこちょこ見てもらって(ほぼ入試に関係する「曲」を…コールユーブンゲンは自分でやってた)、受験。

 

一般的な人が「声楽を習い始めたました」というレベルのことは、殆ど大学に入ってからやったものと思われます(19歳~)。

 

でもね。

声「は」最初から出ました。

このことについてはやはり、ずーっとやってきた人からすると気に食わないらしかったです。

「あなたは初心者なんだからね!」って感じのことを言われたりもしました。

 

歌も適切な訓練をすると上手くなりますが、一般的にはあんまりそういうイメージが浸透していないようなのは、こういう「いきなり通る声が出る人」とか「いきなり上手く歌える人」がいるからなのかなと思います。

マイクありのポップスとかで「いきなり上手く歌える人」は大概もともと耳がいい人です(訓練してないのに英語の発音とかの真似が上手いタイプの人)。

 

…が、「いきなり通る声が出る」っていうのは、実はいきなりじゃなかったりするんですよね。

 

私の幼少期は「一人でも一日中喋っている子」だったらしいです。

おかげさまで?声はどんどんしっかりした声になり(私の喋り声は野太いですw)、小1くらいの頃には「アナウンサーに向いてそう!!」とか言われていました。

そして、歌のテストも高評価をいただくように(ピアノ・ソルフェを習っていたおかげもあると思う)。

その後は剣道部に入り、ますます大声を出し続け。女子部主将となって「姿勢を正して!正座!黙想ーーーーーーーーーーーーーー!!!!」と武道館の隣の体育館まで響き渡る声で活動(声が響き渡ることに快感を覚え始めたのはこの頃かもしれない・笑)。

…で、そういうキャラだったので応援団もやりましたし、落ちましたが団長にも立候補しました(笑)

 

声がよく通る…ということで、その後も何かと「声出し」担当になることが多かったです。

 

声を出すのも運動の筋肉を鍛えるのと同じところがあるんですよね。

野山を駆け回っていた子と、インドアで身体を動かさない子の基礎体力や運動能力が同じなわけないじゃないですか。

声を使っている時間が圧倒的に生活習慣で違うんです。

様々な険しい道をひょいひょい動き回る訓練を続けていれば、コツも覚えますし筋肉もつきます。コツを覚えた結果としての通る声だったり、鍛えた筋肉の結果としてのしっかりした声だったりするわけです。

そうして積み重ねて10年以上も経てば、声を使うことに関する筋肉の柔軟さなどにも差が出ているのはむしろ至極当り前なのではないかなと思います。

 

受験生の頃に感じたこと。

声楽科を受験する受験生だけ、めちゃくちゃうるさかったです。

他の受験生がシーンとしている中で、しゃべりまくるww

「さっきの問題って○○だったっけ??」

「□□でしょ」

「マジで!?ヤバい間違えたー!!!」

とかなんとか…いちいち合間にしゃべる(私もだけどw)。

(夏季講習・冬期講習で顔は知ってる感じ)

 

君いい声だね!声楽でいけば?って言われる人の多くは「いきなり声が出る」タイプの人が多いです。

そうするとやはり、幼いころから野山を駆け回る如く…のお喋りな人が多いのかなと。

 

習慣が人をつくる…と言いますが、歌も同じなのかなと。

いきなり声が出る人に対して、私は長年やってきたのに!!とショックを受ける人もいますが、その人の背景を知ると実は納得要素が詰まっているかもしれません(普段無口な人には…裏の顔があったりして?・笑)。

 

歌における「初心者」って実は難しいところなんですね。

音楽的に歌を学び始める前段階において習慣の違いから、同じ初心者でも最初からものすっごい「声の基礎体力」に差があって。

 

まぁ、でも、こういうのはあくまでスタートラインの話ですから。

土台の部分も意識しながら向上を目指していけばいいだけの話だと思いますけどね♪

マイペースでも、自分が伸び悩んでいる原因を知ったならなるべく排除していって、上達していく方法を知ったのなら試してみて、進むのみです。
 

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