アマチュア団体崩壊のあるあるパターン
団体が崩壊していく時の流れ
何かあれば「軍部の暴走」とか「○○に言われたから」とか「みんな○○だったから」なんとか、「自分のせいじゃなくて人のせい!」とする無責任なフリーライダー気質の日本人だからなのかなんなのか、だいたい団体が崩壊していく時によくあるパターンが存在する。
①自己評価が周囲の評価と乖離している&承認欲求のやたら強い人(Aさん)が登場して、団体の中で自分の要求を押し通そうとする。(力量が足りないのにソロをやりたがったり…)
②その人にとって目障りな人間(自分の要求を通すのに邪魔になるような存在)を悪人に仕立て上げるような対人操作が行われ、団体の中には何が嘘で何が本当だかわからないような情報が錯綜し、人間関係がボロボロになる。
③Aさんの、周囲の感情を揺さぶるような言動の数々に周囲の人々が混乱、疲弊。おかしいことをおかしいと言えずに止められない。
④崩壊。
…という流れ。
コピペしたみたいにあちこちで勃発する現象。(特に若い人たちの集団で多い←大人は気づいてる人率が上がるので)
それなりの規模なのにうまくいっている団体はだいたい、有無を言わせない権力者みたいなのがいる場合が多い。
昔はそういう「○○さんは素晴らしい!」って周囲の人間がついていっているのをみるのが宗教じみていて好きじゃなかったけれど、やむを得ない事情でそうなっているような気がするようになった。
ある程度人数が集まると絶対に混ざってくる「上記のような人」をどのように治めるのか?という点で、一人が偶像化する必要があるのかなと。
「この人はすごい」「この人についていっていれば間違いない」「この人と関係のある私もすごい」みたいな。
気持ちの拠り所として。
そして、そういうのを理解している権力者は、あえて「孤独」だ。
でないと、「私は特別あなたと親しい」というポジションを巡ってまた諍いが勃発するので。
「先輩がいなくなったら厳しい人がいなくて~」…と後輩がぼやいていた数年後、部活が崩壊した。
例によって。
「ここはもっとこうしよう」などと言っただけで異常行動に出る…などなど、色々とあったらしい。そして、歌えない名曲をソロでチョイス(それが通ってしまうという…)。
思い返すに、私も「指導の勉強をする場所だと思え」と言われて色々やったけれど、横並び意識の強い「学生」という立場でもらう役割はとても厳しかった。
精神的にしんどすぎた。
「立場が与えられていないからじゃないの?」と言われて学生の中で立場をもらった…けれども、先生が立場を作ろうとする時の反対も凄かったし、「なんでお前だけ」という思いを抱く人は人が集まれば絶対に混ざっている。
同じ学生なんだから同じであるべき…のように思われない「立場が明確に違う指導者」の存在って、大切だと思う。
自分の利益のみを追求して他人を害することを平気でする人がいる時、「全体の利になること」という視点での自浄作用がコミュニティの中できちんと働かない。何されるかわからないし面倒くさいしコワイから?警察官みたいに給料もらえるわけでもないからね。基本的にみんな責任を取りたがらないフリーライダー。
でも、フリーライダーだけだとコミュニティって維持できないんだよね。という話でした。