エッセイ,  心理学/人間関係

自称褒められると伸びるタイプ

厳しい話。

 

自分で「私は褒められると伸びるタイプなの~」と言う人は、

ご自分が
「ダメ出しをされると潰れるタイプ」
あるいは
「ありのままを認めて!というような承認欲求を満たして欲しいタイプ」

ではないか?を自問して、該当するのならば自分にあった指導者のもとへ行った方がいいと思う。

 

そもそも成長したいのか、なんらかの変化を本当に求めているのかを自分でわかっていないことがあると思う。

目的地も決めずに辿り着くことは出来ない。
どこか、自分で目的地を決めていないのに、なんとなーく電車に乗ったらいいところに連れて行ってくれると思っている人がいる。

自分の足で歩く気がない人に歌なんて歌えないのではないかと思う。
歩いていても行く宛もわからないまま歩いていては、それはただ彷徨っているだけだ。
彷徨うことが楽しいこともあるから、それはお好みだけど。

 

昔、コンクール!を目標に掲げていた人に「そのつもりで」接していたら、陰でひどい呼ばわりされていたことがあった(初心者だったのでコツコツとしつこく「訓練」していただけ)。

もともと初っぱなから「花方のソプラノがいい!」というような「…ん?」と思う発言のある人だったけれど、「なんとなくキラキラしていたい」というふわふわした動機で「大いなる野望」を語られると、認識のズレが生じて困る。

 

スポットライトなんてあたるのは一瞬で、音楽の殆どはひたすら地味な訓練の賜物だ。
それを苦痛に思うのなら続けられない。

…ということも知らなかったのかなと思いつつも、まずは自分の本当の目的を自覚するのがいいと思う。

 

なりたい自分像が曖昧だと手伝いしにくいし、自分で自分をわかっていなければ受け身になり、苦痛を感じても対処できずに被害者意識を募らせる。

己自身との対話が不十分では他者との対話も難しい。

他者の力はあくまで「借りる」ものだ。
まずは自分がないとどうしようもない。

…と私は思う。

 

もちろん、ポジティブな声がけは大切だけどね。

「こうなりたい」という思いを持って来てるケースと、「ありのままの私を褒めて(否定しないで!)」というケースがあるよね。

後者の人はそもそも「〇〇がしたい」って口では言うんだけども、自覚なく本当は望んでいなかったりする。自分には価値があるんだと思うためにあれこれやろうとする傾向があるんだけど、根本的に内側と向き合ってないのに外側からそれを補充しようとしても穴が開いてるから無理なんだよね。

という、ちょっと心理的な話でした。

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