こないだ、アップライトの調律でした。
購入したときからお世話になっている方です。
まず、部屋に入って、グランドがあることに驚きの表情。
グランドにはグランドで、購入時に担当の方をつけていただいてます。
…と、
調律する人によって音が変わるから、今後アップライトについては検討…ということに。
なんだか仕事頼まなくなるのもそれはそれで寂しいので、ほぼ同時期にしてそれぞれを別々の方にお願いしようかなと思っていたのですが…。
ピッチを合わせるだけならそれでもいいそうですが、音色の作り方は人によって違うそうです。
そして、大きく変えてしまうことも出来るそうで。
グランドの音を気に入っているのでしたら、そっちに合わせてもいいと思いますよ、と。
そういうものなのですね~~~。
管楽器も演奏する人によって音の抜けが変わっていくというのを聞きましたし、ピアノも弾く人によって音が変わっていくんだなぁ…というのを体感しましたが、調律師さんによっても変わるのですね。
というか、そんなに変えられるのね!!
同じ種類のピアノを弾いて、「音色で」選んでいましたが、調律次第だったとは!!
…そして、購入したグランドピアノから、ピアノ談義。
新しいヤマハのグランドピアノCXシリーズの誕生について、ピアノのF1のようなコンクールの話を伺いました。
なんでも、いままでのCシリーズとCXシリーズはピアノの構造が全く違うんだそうです。
従来の構造(含・材料)では、コンクールでコンチェルトをやる時に音のボリュームがスタインウェイに勝てず、「オケに埋もれてしまう…」ということで、奏者に選んでもらえなかったらしいのですが、全く新しく作ったコンサートグランドピアノ・CFXがその点を素晴らしく改革して世界的な評価を受けるようになり、それからその構造を受け継いで作ったのが今のCXシリーズだそうで。
ほほぉおぉぉぉぉ。と。
学生時代に弾いていた大学のグランドピアノを思い出しても、こんなによく鳴ったっけ?とは思ってましたけど、気のせいではなく性能があがっていたのですね。
ピアノを演奏する人は演奏に詳しく、ピアノを調律する人はピアノの構造に詳しく…それぞれの専門分野についてやはりアンテナ張ってるんだな~って思って、面白かったです。