さて、歌声比較実験です。
「頭声」という言葉の意味するところが人によって色々ある&「地声」という言葉の意味するところも人によって色々あるようなので、ここでは「裏声」と「胸声」という言葉を使用します。
(こっちはだいぶ共通認識…のはず)
ポケモンのED「心のノート」の投稿動画を番組で募集していたので友人を誘ったのですが…残念ながらパート分けできる人数に達さないので一人で多重録音をしてみました(切ない…)。
…というのをきっかけに、「なにこれおもしろーい!」ということでついでに比較実験。
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発声を変えて一人合唱してみた
よくソロをやっている人が合唱に混ざると「あなたの発声は間違ってる!!」とか言われるんですけど(っていうか、私が昔言われた)、間違ってる間違っていないという話ではないのだぞということを動画で説明できればいいなと思います。↓こちら、一般的な合唱団で使用されている裏声をメインにした発声の多重録音です。
やわらかい仕上がりでございます。
そして、こちらはソロの声楽の声寄りに胸声強めにして多重録音してみたバージョンです。
通常女声の場合、高い音はもっと裏声の要素を強くするのですが、あえて全体的に胸声強めです。
↓
録音の段階でdbが全然違いましたが(こちらの方がずっと音が大きい)、ラインがはっきりした印象の仕上がりでございます。
…で、お次はこちら(やや番外編)。
これも胸声が強い(←閉鎖をしっかりしているという意味)のですが、民謡とか演歌とか、そっちよりの発声です。(これは曲の一部を切り取りました)
使用している技術が統一されていれば、好みに違いはあれどカタチにはなっているのではないかと思いますが、いかがですか?
声は使い方次第
合唱では「地声で歌ってはいけない」と言われることがありますが、地声も裏声も、両方の機能が健全に扱える方が色々なジャンルを歌うことが可能です。訓練の初期段階においては声門閉鎖の加減をコントロールすることは難しいですが、それが自在になるとかなり自由な表現ができるようになります。ちなみに地声…というのは、いわゆる喉を締めた声ではありません。(※ここで「胸声」という言葉を使ったのはそのため。)
合唱でもソロでも、クラシックでもポップスでも、何を表現したいと思っているのかによって適切な表現方法を取捨選択できるようになることが理想であり、それが技術なのではないかと私個人は思っています。
ということで、試行錯誤しながら練習あるのみ~ヽ(=´▽`=)ノ♪
色々検索してたら辿り着いた先…
え?
よこたんさんじゃないですかぁ(@_@)
驚いた次第です。
その声の分類、裏とか表とか、頭声だとか地声とか、人によっても違うので難しいなと思うのです。
指導者によっても違いますよね。
話していても何か噛み合わなかったり。
なのでこういう話を、普段人とはあまりしないんです。
あら!
ご本名でのコメント!どうもありがとうございます♪
私の想像があっているのかないのかちょっと不安ですが(笑)
そうなんですよね。
指導者によって認識が違うのでそもそも共通言語になってないんですよね。
本当はもっとディスカッション出来たほうが発展もするのだと思うのですが、なにせ日本は「家元制度」みたいになりがちで他の流派と共有しにくい雰囲気なので難しいですね。