私の耳がおかしいのか?とも一時期思っていたんですが、でもやはり、今も違和感なくならず…です。
学生の頃(もう10年前…)、声楽は海外の歌手ばかり聴いていました。…というのも、日本人の歌唱はどこか奇妙な感じと、とにかくピッチが悪くて気持ち悪く…。
歌声に不自然な圧迫感のようなものを感じ、基本的に音がぶら下がる傾向にあるなぁ…と。
そして、歳を重ねた女性歌手の声の揺れが…なんとも…。
女性は30代が一番上手くて、それを過ぎるとどんどん声が衰えていくと耳にしたこともありましたが、歳を重ねても美しく歌っている人もいるので生理的な問題ではなくて技術的な問題なんだと思ってました。
「日本人がモーツァルトをやっても本物にはなれない。」
「技術は輸入されたから、今はそれを使って日本人にしか出来ないことを創っていこうとしている。」
という話も、合唱界の先生から伺っていましたが、「本当に技術は輸入されたんだろうか?」と生意気な学生ながら思ってました。
海外の食文化が輸入されて日本風になることなんてザラなわけで、基本的に音楽も「部分輸入」なんだろうなぁ…と。
…それが「良いと思うところを取り入れる」日本の良さと言ってしまえばそれまでですが。
ピアノも、昔の日本のピアニストの音と今のピアニストの音は確実に変わってきてますね。
声楽も、過渡期なんでしょうね。
…でもやはり、「楽器を作る」ということそのものであるからなのか、言語的な相違から技術の習得が難しいのか、いまひとつ他の楽器よりも遅れているような気がしてしまいますが(私感)。
って、私も常に実践・実験中なので偉そうなことは言えませんけども。
こないだ日本歌曲の参考に~と、とある邦人クラシック歌手のCDを買って聴いたら、「おぉ…ピッチが……。」と思って途中で止めてしまいました(ごめん)。
…うーん。
和楽器と西洋楽器のコラボとかもありますし、歌だって色々な歌い方で組み合わせてみるのも面白いのかもしれません。
でもピッチがあっていてハーモニーありきのところで、ハモっていない音がほぼずーっと並んで流れているということへの違和感が今も拭えません…でした^^;(←もちろん、みんながみんなそうではないですよ!キレイにハマってる歌手もいますが、ハマってなくても「プロ」になって成立している場合が結構あるということで。)
しゃくりとかで一時的に外すとか、打楽器とかだったらそこまで気にもならないのでしょうが、※楽音というのが…。
(※音波が周期的に構成されていて、振動数を正確に測定でき、聴覚に快感を与える音。)
結局は好みですけどね。
普通にそういう和風な音質と西洋的な音質が同居した歌を「素敵だ~♪」って聴く方もたくさんいますし、私もバリバリの日本人として一生勉強中です。
はぁ…しかし、歳とっても声が揺れない技術で歌いたい……(*´ω`*)っ!!
…いや、歳とっても声が揺れない技術で歌う!
…と、目標とか夢は完了形で書くのがいいらしいです^^!
アフォメーション!!ヽ(´○_`*)ノ
ではまた♪