むかしむかし…
中学から私立いって、藝大の先生に何年もついて、浪人して藝大に行った人が、長々と藝大がいかに素敵な場所なのかの紹介をしたあと「ウチはお金ないからガチンコで(「実力で」の意味)やってきた。」って言いました。
…私にw
そもそも大学入るまで標準的なレッスン料を払えなくて音楽の先生に教えてもらっていた&公立高校落ちたから私立に行ってた、この私にw
この時の不快感ったらそりゃあもう!!!!(笑)
…って、思い出した時はこれを読もうと決めていたのだけど…。
今日の帰り道にイベント告知の掲示板を見ていたら、彼女のチラシがあり。
おもひでぽろぽろ。
…当時の私の「お金ないコンプレックス」を足で踏みつけられながらがっつりマウンティングされた感じが思い出され、ざわざわ。
あぁ、やっぱ、私はこの人のこと好きじゃないな。
と改めて思いつつ、ざわざわ感をもてあまし、帰っていつものように練習するも、明らかにいつもよりも下手くそに歌う自分。
…弱い!!!
なんて弱いんだ!!!(笑)
本番前の嫌がらせとかにも、明らかに動揺してきた昔の自分。(本番直前に事務連絡飛ばしに気がつくとかね)
歌い手はメンタル強くないと難しいですなぁ。
今の私が同じこと言われたら「いやいや…」って自分の話もして「貴女は超恵まれてるよ!!」って言うと思いますが、昔の私はなんか言われても言い返せなくて黙ってしまう人でした。
なんていうか、「会話」は普通に出来ますが、明らかにそこにネガティブなエネルギーが乗っかっているコミュニケーションが苦手で。
人の感情って結構モロバレですよね。
表面上取り繕おうとしていても、ふとした時の表情、視線の動き、言葉のトーン、間、使用する言葉…とかにたくさん出てて。
若かった頃は特に「(なんだかこの人は私にネガティブな感情を持っている…)」と、感じると動揺してしまっていました。
↓ これさ、今日出かける前に書いたんです。
「認められる何か」を欲しているのは、「そのままの自分では認められない」と信じているから。
— よこたんのメモ帳 (@utautai_soprano) June 9, 2017
何かを持ってない人をディスったりマウンティングするのは、自分は我慢して頑張ってそれを手に入れたのに、持って無いままで楽しそうにいいとこ取りしていてずるい!と思ってるから。
…かもよ?
そんなことをふと思って書き残した帰り、チラシを見つけて心が乱されるっていうw
なんてタイミング!
自分で自分に言ってやれって感じですよねww
実際、なんで彼女がわざわざ私にそれを言ったのか…。
声楽の場合は特に楽器が出来あがるのがピアノやヴァイオリンよりもだいぶ後で、大学出ただけじゃどうしようもないのですが、「(私はちょうど卒業したばかりだったこともあり)大学出ただけじゃどうしようもないから、卒業後どうやって続けていくかですよね~…自分は研究生で残る予定になってますが…(今後はどう考えてますか?)」といった感じで話をふったら、一瞬、不穏な空気の沈黙があった後、急に藝大の話をし始めて冒頭のように返ってきました。
私は「同じ声楽をやっている人・続けていく人」という立ち位置で話をしていましたが、彼女から私は「楽器はまだまだこれから長い時間をかけて磨いていく」という意識を共通で持っている相手とは全く認識されていなかったようで、同志のように話しかけられたことがまず癪だったことに加え、「大学出ただけじゃどうしようもない」が一般大学出身のくせに藝大の私に向かって!!って思って「一般大学と一緒にするんじゃねぇよ」という意味で偉大なる藝大のご紹介で返したのかなと思います。
私は私で彼女の「お金無いからガチンコでやってきた」にかなりカッチーンときて、「金持ちが金持ちの自覚もなく、それこそ無いなりに出来ることを大切に歩んできた庶民をバカにしやがった!!!」と思いましたが、まぁ、実際、彼女レベル以上の富裕層がスタンダードな世界ということなのかなとも思います。ワンレッスン○万円だもんね。
彼女は彼女なりにそんな富裕層の中では劣等感を抱えていたから、劣等感を抱えながら「でも私は藝大!」にプライドを持っていたからああいう反応になったのかなと。
私にとっては、親の理解とお金があった人の口から出た「お金無いからガチンコでやってきた」は強烈でしたけど。
…………。
本人が読んだたらぶん気がつくレベルで超書いてる~!!w
(もし彼女が読んだら、感想をききたい。)
人生の全てはネタだ!!!!ヽ(=´▽`=)ノ
自分で自分が前向きになれるものの考え方をしたいです。
そして、前向きになれるように書きます。
そうするときっと、私みたいなもやもやを持っている人も前向きになれるかもしれませんし。
自己満足で書いていたものが、知らないうちに人に貢献していたら、一番楽だし幸せですよね。
歌も、自分が目指す方向に自己満足で磨いていったら、いつの間にか「聴きたい」と言ってくれる人がいたりして、面白いですね。
人に認めてもらいたい時は不安な時。
自分の感情がざわつく時、人の感情のざわつきを感じた時に、「何かが不安なのかな?」っていう余裕があるだけで、もっとしなやかになれる。
自分にも他人にも、もっとやさしくなれる。
私もざわざわしたから、まだ少しコンプレックスを抱えているらしいw
でもこうして書いていると、すっきりしますね。
彼女のことが好きか?ときかれたら、たぶんまだ好きじゃないけどw
まだそこまで器はでかくないらしいw
おしまい。
☆後日の気づいたことへ続く→こちら