2019-02-27 09:53:00
高校生の頃から大学生の頃までお世話になっていた合唱団の演奏会に行ってきた。
息子の検査入院~退院からの強行スケジュール。
いろんな検査や、その結果の説明、息子の遊び相手…のエンドレス…
の後。
会場に着いたときにはもう正直疲れ果てていて、階段上がるのも手すりに掴まりながらゆっくり「はぁ…」とか若干息切れしながらあがっていた。
「演奏会で寝そう…」と思いつつ。
でも不思議なもので、久しぶりにみんなの顔を見たらテンションあがってしまって、すっかり元気に。
……
当日券を買おうとすると「学生さんですか?」とな?!
んえ?!(゜ロ゜)
昔、一緒に歌っていた男性が隣にいらして、「子供たくさんいるのよ(笑)」と。
「オーバー30、三人の子持ちです(`・ω・´)☆キリ」
って言っておいた。
会場はだいぶ席が埋まっていて、知ってる顔もちらほら。
結構ギリギリに着いたので、すぐに開演となった。
ぞろぞろ…(←15人だけど)
みんながステージに出てきたところで、ただ、その「相変わらずな」舞台姿だけで、涙腺崩壊(笑)
なんだこの客w
~♪
古巣の音。
寺島陸也さんのきれいなピアノがまたいい感じ。
作品が、詩的にも音楽的にもメンバーと相性が合っているなーと感じた。
昔、自分もいた頃にコルシカ島の歌を歌ったときなどは、色んな資料を見たり、現地の人のステージを観に行ったり、色々あーでもないこーでもないと「異文化」に四苦八苦しながらやっている感じがあったけれど、今回のステージはそれぞれが生活の中で感じてきたことを「こうだよね」って、引き出して歌う感じだったように思う。
真摯に向き合っているのが伝わってくる演奏だった。
何十年も変わらず、ずーっとずーっと、人生と共に音楽があり、人の生きる美しい姿を見せてくれる人生の先輩方。
美しいというのは、それは、表面的なことではなくて、好きなことに向かっていく中である色々なこと、泥臭く抗うことも、もがいている姿もまた、美しい。
高校の時の自分は、今よりもだいぶ不満だらけだった。
大きすぎる要求と、自分が好きなことについてくるネガティブな反応と、いくらやっても決して自分に価値がないという「現実」に疲れてしまっていて。
正直、家も学校も居づらくて、この合唱団が大切な居場所だった。
だからなんだか、私にとってはもう一人の…じゃないけど、「お母さん達」みたいな、そんな感じがする。
大学に入って勉強するようになってからは、授業の課題やら部活やらバイトやらと、何かと時間的にもやりくりが大変で、音楽的にも技術的な面で色々と迷いがあったから、そういう面でも思うようにならない部分やもやもやしてしまう部分もあったのだけれど。
それも今は、学び続けていく中で霧が晴れたところもあって、ただ純粋に好きだなと思える。
うん。
好きだ。
好きだあぁぁぁぁぁああ!!!
昨日は色んな人と会って、話して。
本当、人生って色々あって、でもみんな自分自身と向き合いながら、そして人と語りながら、「生きて」いるんだなって。
素敵だなって思った。
ロビーから、アマチュアの演奏会にある「いいもの」がぎゅっと詰まった演奏会でした。
いい時間でした。
感謝。
感謝。
どうもありがとうございました!